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【WHAT’S UP FTG】パパの育休体験記!知って得する最新制度と、その後のリアル。

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2024年1⽉、私(筆者)は半年の育児休業に⼊りました。この記事では、感動あり、学びありのリアルな体験談を通して、パパの育休の素晴らしさと、知っておきたい最新の制度やお⾦についてご紹介します。

育休のメリットは、出産後に始まるわけではありません。私にとって、⽗親になるための準備は「両親学級」への参加から始まっていました。そこでは、妊婦ジャケットを着⽤し、お腹に⾚ちゃんがいる状態の重さや動きにくさをリアルに体感。妻が⽇々どれだけ⼤変な思いをしているかを⾝をもって知り、サポートへの意識が格段に⾼まりました。

また、⾚ちゃんのお⾵呂の⼊れ⽅(沐浴)指導など、実践的な知識も学べます。知識ゼロでいきなり本番を迎えるのではなく、事前に学ぶことで⼼の準備ができたのは、本当に⼤きな収穫でした。これからパパになる⽅には、ぜひ参加をおすすめします。

そして迎えた出産当⽇。育休を取得したからこそ、この瞬間に⽴ち会うことができました。陣痛が始まると、私にできることは、苦しむ妻の背中や腰をさすり、⽔分を補給し、少しでも痛みを和らげることでした。破⽔してからは、助産師さんのアドバイスを聞きながら、妻の体勢を⽀えたり、いきむタイミングを⼀緒に確認したり。「無事に産まれてくれ」と、ただただ祈るような気持ちで必死でした。

妻と⼦供が退院するまでの間は、まさに準備期間。ベビーベッドを組み⽴て、部屋の環境を整え、そして何より重要だったのが、給付⾦の情報収集でした。市区町村によって独⾃の⽀援制度があるため、事前に調べておくことをお勧めします。

退院後は、すぐに出⽣届を提出。その⾜で役所の⼿続きを済ませました。担当者の⽅から「児童⼿当」や東京都の「018サポート」といった制度について丁寧に教えていただき、その場で申し込みを完了。

これらを合わせると⽉々2万円の給付は、⼦育て世帯にとって⾮常に⼼強い⽀えです。

わが社には、⼦供を扶養に⼊れる(社会保険加⼊)と、⾼校卒業まで⼿当が⽀給される制度があります。(家族⼿当)

第⼀⼦は⽉1 万円、第⼆⼦以降は5 千円が⽀給されるため、⻑期的に⾒ても⼤きなサポートです。さらに、出産⼿当として1万円の商品券もいただきました。

休業中の⽣活を⽀えてくれたのが、国からの給付⾦です。

出産育児⼀時⾦: 出産にかかる費⽤を補助してくれる制度です。2023年4⽉から原則50万円に増額されました。 病院で⼿続きについて案内があるので、忘れずに申し込みましょう。

⼦供と過ごす時間は、本当にあっという間です。⽇々の成⻑を間近で⾒守れる喜びは、何物にも代えがたい経験でした。

もちろん、楽しいことばかりではありません。夜泣きで寝不⾜になったり、思い通りにいかないこともたくさんありました。特に、出産直後の妻はホルモンバランスの変化で、⼼も体も不安定になりがちな時期です。

そんな⼀番⼤変な時にそばにいて、物理的なサポートはもちろん、精神的な⽀えになれたことが、育休を取得して何より良かったことかもしれません。⼤変な時期を「ワンオペ」ではなく夫婦⼆⼈で乗り越えた経験は、私たちの絆をより強く、まるで「戦友」のようなものにしてくれました。

育休が明けて職場に復帰し、⼦供が保育園に通い始めると、新たな現実が待っていました。それは、「⼦供って、こんなに⾵邪をひくのか!」という驚きです。いわゆる「保育園の洗礼」で、想像以上に頻繁に⼦供が熱を出し、仕事を休まなければいけない状況が増えました。

夫婦共働きにとって、ここをどう協⼒して乗り越えるかが⾮常に重要だと痛感しています。「妻だけが仕事を休む」「夫だけが看病する」という状況にならないよう、お互いの仕事の状況を共有し、柔軟に対応することが求められます。

そして、時には祖⽗⺟や地域のサポートサービスなど、周りの助けを借りることも⼤切です。

育休は休んでいる期間だけのものではなく、その後の⻑い⼦育てを夫婦というチームで乗り越えていくための、⼤切な準備期間なのだと実感しています。

【育休取得の波は、わが社にも】

今年に⼊り、当社でも男性の育休取得者が増えており、現在4名が取得中または取得予定です。こうした動きは、会社全体の働きやすさにも繋がっていくはずです。


これからパパになる皆さん、ぜひ育休取得を検討してみてはいかがでしょうか。